晴れた夕暮れ

【PowerShot S95】


父が集中治療室から一般病棟に移るというので、午後から休暇を取って病院での手続きと面会。
病院から「シャンプー、ボディーソープ、爪切りの３つを持ってきてください」と指示があった。
ドラッグストアで購入して岩手医大に向かう。
入口の車寄せにお婆さんがいて、どこかで見た人だと思った。
ああ、そうだ。父がヘリで運ばれた日に、救急センターに運ばれてきたお婆さんだ。
顔が血まみれで運ばれてきたから印象深い。
退院できるんだ。良かった。

一般病棟ではあるけど、ナースステーションの向かいにある重病者用の部屋。
事故の翌日以降、濃い霧の中にいるような父の意識だったけど、スッキリ晴れたようだ。
事故前と変わらないテンポで会話ができる。
首の固定具であごが覆われているんだけど、笑顔も見られた。
　「痛いところはない？」
　「あー、頭が痛い」
　「手足に痺れはない？」
　「それは、ないな。（手足を振って見せる）」
とても幸運なことに体に麻痺は無さそうだ。
これからリハビリを頑張ってもらおう。




*
帰宅してから、天峰を登る。
ここしばらくはペースを上げると吐き気があったけど、今日はそれがない。
４日前より３分22秒速い。
父の元気な顔を見て、ストレス値が下がったかな。
ベストに比べたら、まだまだ遅いけどね。気持ちよく走れたから100点。