SSブログ

倉橋ヨエコの解体 [音楽]

体調に多少の不安がありましたが、倉橋ヨエコの最後のツアーへ行く。

もし行かなかったら、一生後悔するだろう。 

自分の体を呪うだろう。

「次回」は無い。

いつもなら車で行く仙台も、今回は新幹線のシートにすとんと座る。

眠りに落ちてもガードレールにも刺さらずに走る。レールの上は安らぎと寂しさに満ちている。

 

開場前の空き時間、タワレコに寄り数枚のCDを買い込み、スタバでエネルギー補給。

DSC02887.jpg

JUNKBOX前の列に並ぶ。

整理番号は6番・7番。このシングルグリッドは妻の功績だ。

 

ライブハウスの中には、パイプイスは設置されていなかった。倉橋ヨエコのライブは、大抵はイスがあるのだが。。

最前列のど真ん中に陣取り、開演までの長い時間を過ごす。

(いつも思うのだが・・・スタンディングのライブで、開場から開演まで1時間も必要なのか?30分で十分なんじゃないのか?どうせ身動き一つも取れやしないのだから、グッズを買う人間も限られているはずだ。)

   

ライブは、引退を前にしたアーティストの枯れた感じは微塵も無かった。

瑞々しく、エネルギッシュで、楽しいパフォーマンスだった。 

それは・・むしろ音楽活動を廃業する彼女の事が心配になるほどだ。

彼女は、まだまだ言葉と同時に音楽をも吐き出し続けるだろう。吐き出した物を、外に出さずにいられるだろうか。

それでも、

終わる事を楽しむ彼女を観ていると心地良かった。

ひどく腰が痛んだけど、十分に楽しかった。 

最後のライブツアーに来る事ができて、心から良かった。 

ファンとして区切りを付けられたように思う。

 

青白く流れる車窓の夜景が、不安で寂しく見えるのはいつものことだけど。


nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。