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穴の底 [自転車]

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【EOSM2 EF-M22/2 STM】


走りだした瞬間から「ハンドル高いな…」と感じられて、自宅に引き返すか悩む。
いや、今日は暑くなりそうだし、ライド後の作業にしよう。
それにしても、信号とか踏切にことごとく引っかかる日だな。妙に流れが悪い。
終末タイムアタックは、先週と同タイムで更新ならず。
失意の中でフラフラ走っていたら、地元ライダー(年齢高め)グループライドに遭遇。合流させていただく。
いや、なんだろうな。誰かと走るって楽しいね。

自宅前でハンドル高の調整。
5mmのスペーサーを抜いてベタ付けを試そう。
ここで事件発生です。
組付け中にヘッドキャップが指からこぼれた。
コロコロと転がって、側溝のコンクリート蓋の隙間にホールイン…。
え、嘘でしょ。
Carbon-Tiのチタン製ヘッドキャップですよ。小さい割にお高いヤツよ。
救出は簡単ではなさそうなので、予備のキャップでセッティングを済ませる。
・ベタ付け… 理屈は分からないけど自転車が走らない感覚がひどい。ダンシングの振りが重い。
・2mmスペーサー… お、しっくり来る。求めていた感じなので採用。

シャワーを浴びてスッキリしてから、救出作業開始。
側溝の狭い隙間からライトで照らすと、幸いにも真下に落ちているのが確認できた。
これは『鳥もち作戦』かな。
細長い木の棒の先端に両面テープを貼り、落ちたヘッドキャップにくっつける。
が、思っていたよりも側溝が深いせいか、粘着力が足りずに落ちてしまった。
それと、隙間に対してヘッドキャップが大きいので、水平に引き出すのは不可能に見える。
もう一つ工具が必要だな。
細いピアノ線を釣り針状に曲げた物を用意する。
『鳥もち』で宙に浮かせ、ヘッドキャップ中央の穴に『釣り針』を通して引き上げるミッションにした。
同時に両面テープも超強力タイプに変更。万全を尽くす。
次に落ちたら、工具の届かない場所まで転がる可能性もある。慎重に作業する。
空中での釣り針への移行は手が震える。
なんとか無事に穴に通すことができた。救出完了。

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今後、道路側溝の近くでは部品交換を伴う作業はしないと心に誓った。

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